ﾒｯﾂｺｰﾗがﾄｸﾎを得るために実施した臨床試験の内容では､中性脂肪値が正常高値域からやや高めの被験者90人をA､Bの2群に分けて､全員が同じﾊ ﾝﾊﾞｰｸﾞ､ﾌﾗｲﾄﾞﾎﾟﾃﾄ､ﾊﾞﾀｰﾛｰﾙを食べながら､片方のA群はﾒｯﾂｺｰﾗと同等の成分の飲料を飲み､もう片方のB群が難消化性ﾃﾞｷｽﾄﾘﾝが入っ ていない飲料を飲むというものです｡1週間後には､逆にA群が難消化性ﾃﾞｷｽﾄﾘﾝなし､B群がありの飲料で試しています｡どの群がどちらの飲料を飲んで いるのかは､被験者も担当する医師も分からない｢二重盲検ｸﾛｽｵｰﾊﾞｰ法｣という試験でした｡

飲食後2､3､4､6時間後に採血をして､血液中の中性脂肪値などの上昇の程度を比較｡その結果､ﾒｯﾂｺｰﾗを飲んだ群のほうが､飲まない群より中性脂 肪値の上昇が緩やかだったというものです｡試験内容でも､体脂肪を減らせるかどうかを調べるためのものではないのです｡
体脂肪を減らしたい人が飲むべきﾄｸﾎは､花王の｢ﾍﾙｼｱ緑茶｣や味の素ｾﾞﾈﾗﾙﾌｰｽﾞ｢ﾌﾞﾚﾝﾃﾞｨ｣ﾌﾞﾗﾝﾄﾞのﾄｸﾎなどでしょうか｡
商品ﾊﾟｯｹｰｼﾞには｢脂肪を消費しやすくする｣あるいは｢体脂肪が気になる方に｣などと書かれています｡決して､やせるとはかかれていません｡ただ12週間にわたる臨床試験で､体脂肪の低減の確認はされてはいます｡
この試験からみても､すぐには見た目に体が変化することはないと思っています｡