ヘム鉄と非ヘム鉄
2013-04-16 20:19
ふるたクリニック
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おはようございます

今日も鉄剤についてです。

鉄分のとりかたはまちがっていませんでしょうか。

ききなれないことかもしれませんが、非ヘム鉄は腸管から吸収される際に食物繊維やタンニンなどの吸収阻害を受けていたり、むき出しのまま吸収された鉄が胃壁や腸管を荒らすといった作用があります。

一方、ヘム鉄は鉄ポルフィリン複合体に囲まれているため、胃壁や腸管を荒さず、食物繊維やタンニンなどの吸収阻害を受けずに吸収されます。さらにヘムオキシゲナーゼで吸収量を調節していますので鉄の過剰摂取の心配がありません。ヘム鉄は身体に優しい鉄素材です。

鉄は一般的に「酸素」と結びつきやすい物質です。そのため、体内での鉄の主な役割は『酸素を身体のすみずみまで運ぶこと』です。これを機能鉄といいます。私達の身体には約60兆個の細胞からなり、全てに酸素を供給することにより細胞の中でエネルギー産生されて、私達が元気に過ごす手助けをしてくれます。

鉄が少ないということは、酸素が供給されないので、、だるくなったり、息切れといった症状がでます。

鉄欠乏性貧血には注意が必要です。

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