鉄剤について
2013-04-19 20:27
ふるたクリニック
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おはようございます。

きょうは、台風のように風がつよいです。気をつけてくださいね。

今日も鉄剤で!

サプリメントでもヘム鉄を摂取していると、その影響で便の色が黒みを増してくることがあります。

非ヘム鉄の過剰摂取によって、鉄分の中毒症状(嘔吐、下痢、肝機能障害、ショック症状)や壊血症が出ることがあります。サプリメントは手軽につかえるため、つい飲み過ぎてしまうことがあります。

血液検査などを受けてからにしてくださいね。自分が貧血だと思い込んでいる人も多く、実は甲状腺機能低下であったり、心機能がわるかったり、ストレスや精神的、更年期障害などであったりもします。自身の血液について知っておくこともヘム鉄サプリメントを使う時には重要です。

ヘム鉄サプリメントを使う時には、貧血状態でなくなったら使用を終了していいと思います。サプリメントでヘム鉄を補給しても貧血症状が変わらないという方は、体内の臓器のどれかが出血している可能性も考えられるため、病院での検査を受けた方がいいかもしれませんね。

非ヘム鉄は腸管から吸収される際に食物繊維やタンニンなどの吸収阻害を受けていたり、むき出しのまま吸収された鉄が胃壁や腸管を荒らすといった作用がありますが、ヘム鉄は鉄ポルフィリン複合体に囲まれているため、胃壁や腸管を荒さず、食物繊維やタンニンなどの吸収阻害を受けずに吸収されます。さらにヘムオキシゲナーゼで吸収量を調節していますので鉄の過剰摂取の心配が少ないのがいいです。

ヘム鉄は身体に優しい鉄素材です。


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