プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことで、妊娠中の胎児を包む膜(羊膜)と子宮とを結ぶところに位置する円盤状の、妊娠中に臨時につくられる臓器のことです。その成分は必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルのほかに、さまざまな成長因子が存在します。豊富な栄養成分と薬理作用により、細胞の活性化、免疫力の強化、炎症を抑える、血行を良くすることなどが確認されています。
これら胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を注射、内服などにより治療に用いる療法の総称をプラセンタ療法といいます。
プラセンタの歴史は古く中国では始皇帝が不老長寿の妙薬として用いた言われています。日本では1950年ごろ稗田憲太郎博士が胎盤利用の研究を続け、胎盤組織を用いた治療法が普及し、もともと肝硬変の薬として1959年に厚生省の許可を受け、以後肝機能障害の患者さんを中心に使用されてきた歴史の長い注射薬です。胎盤から抽出されるために、感染症などの安全性が不安になりますが、治療に使用している注射薬や薬品などに危険はないと考えます。どのような病気に対して効果があるかといいますと、ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎、肝硬変、生理不順、更年期障害による症状、アトピーや気管支喘息などに効果があるとされ、うつ病や不眠症でも使用します。
整形外科領域でも、脊椎管狭窄症や肩関節、膝関節の拘縮の改善も報告されています。
注射は週1回から2回、皮下に注射します。一度は試みてもいいのではと思います。
こんな症状でお悩みの方に
プラセンタ注射が適応される症状や病気
・疲れやすい
・息切れする
・表情があまり変わらない
・ぼんやりすることが多い
・食欲がない
・少量のアルコールで二日酔いになる
・ついイライラして怒る
・季節の変わり目に必ず風邪を引く
・肌荒れ、しみ、そばかすが気になる
・寝つきが悪い、熟睡できない
点滴療法はカウンセリングを行い、最適な治療をご提案させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
治療の流れ
予約は不要です。
初回のみ医師の診察を受けて頂きます。治療可能と診断されると、患者様に合わせて注射・点滴療法が始まります。
投与時間
注射・・・5分程度
点滴・・・30分程度
料金
注射の場合
診察料(初回のみ)+注射1回 2,000円(2アンプル)
点滴の場合(プラセンタ4Aと種々のビタミンを配合)
診察料(初回のみ)+点滴1回 5,000円(4アンプル)
※検査を行った場合、別途料金がかかります。